私は奏多のところまで駆け寄った。




「大丈夫」


奏多は起き上がり、ニッコリ笑った。




「ごめんね……」


「大丈夫だって」




奏多は私の頭を撫でた。



「……ありがとう」


「さっ、早く朝ご飯食べないと遅刻するよ?」


「あーそうだった!!こんなことしてる場合じゃない!!」