「奏多ー!!」


私は奏多のところに駆け寄った。




「梢?どした?」


奏多が私に問い掛ける。



「紫音君が!!」


「紫音がどうかしたのか?」


「私の部屋に居候するって言うんだもん!!」


「……はあ?!」


「ちげーよ兄貴!!誤解だって!!」