「……どうしよっかな」

「えっ?」




私は顔を上げた。




「でも……バレたら退学なんでしょ?」


「はい……だからお願いします。このことは……誰にも言わないでください」




私は彼の目をジッと見て言った。




「……イヤだって言ったら?」


彼はそう言うと、私の顎を持ち上げてニヤッと笑った。