ほどなくして あすかがでっかいバッグを持って ビルから出てきた。 少しキョロキョロしたあと、 すぐに俺の車を見つけて 駆け寄ってきた。 運転席の俺に手を振り、 助手席側に回って乗り込む。 そして ニッコリ笑って 「お待たせ♪」 ――あは。夢じゃない…よな。