気まずい空気が流れる。 あすかが口を開いた。 「だめ…だよ…。 ここじゃ…店の中じゃ…やだ」 え…? それって―― 「こないだ 外で会いたいって言ってくれた 時… すごく嬉しかったんだよ。 だから…店の中じゃなくて…」 「じゃあ… 外で会って…くれるの?」 俺から視線を外したまま 頷くあすか。 あすか… この前の言葉 憶えててくれたんだ…。