栞は泣きながら俺に訴える。 「あたし、ハチロク買ってなんて言ってないよ!なんでいっつも勝手にそういう事するの?それで勝手に怒って!意味わかんないよ!」 それでも俺は、栞の言う事を遮った。 「なんだよ!栞が欲しそうにしてたんじゃないかよ!おねだりするみたいにコッチ見てさ!少しは喜べよ!」 そして俺は、 言ってはいけない言葉を吐いた。