「乗って」 少しためらいがちに頷いた栞を 乗せて、車は走りだす。 新居の場所を聞き、向かう。 栞の新居は、シンプルな…というよりは、殺風景なワンルームだった。 殆ど身の回りの物しか持たずに、 旦那のところから出てきたという 感じだ。