すると、ガタガタっと椅子の音に俺と麻理亜は、そちらに視線を向ける。 「麻理亜ちゃ……」 「母さん?」 「ちょっと来て!」 慌てながらでもどこか嬉しそうに母さんは麻理亜を無理矢理立たせるとどこかに向かう。 「敬夜も早く着なさい!!」 滅多に大きな声を出さない母さんに俺は、驚きながら二人を追いかける。 「義母様?」 「ふふっ嬉しいわ」 「?」 母さんの笑顔に俺達は顔を見合わせて首を傾ける。 母さんは笑みを絶やすことなく麻理亜を車に乗せ、どこかに電話をした。