「別に?……俺結構傷付いたんだけど」
「っ」
「ま、じっくり聞かせて貰うからな」
ニヤリと笑って、俺は後ろにいる龍達を見る。龍も同じようにどうして絡まれたと美空さんを叱っているところだった。
「龍」
「なんだ」
「すまないな。嫌な思いさせて」
「本当だ」
ギロリと睨まれる。
普通の人間なら震えてしまうくらいの眼力だ。
「母さんにはちゃんと言っておく」
だから、せっかくだ、楽しんでくれ。
美空さんを庇うような形になってしまうが、龍は俺の意図を感じ取ってくれたんだろう。
「美空」
「………」
「飯、食うか」
「!っうんっ」


