おそらく、着せかえ人形にでもなっていたのだろう。 俺は労るように頭を撫でた。 「今日はクリスマスパーティーをするらしい」 「クリスマス……あれ?」 「………まぁ、いいんじゃないか?」 お互いあることに気づく。 クリスマスはまだ二週間も先だということに。 「そうだね」 ふわっと麻理亜は笑みを浮かべる。 俺はそれをながめながら広間にはゆっくりとした足取りで向かうのだった。 広間について俺は愕然とした。 「………身内だけじゃなかったのか」 広間は、人で埋め尽くされていた。