「何なんだ………」 去っていく炯の背中を見送った後、とりあえずこの場に突っ立っている訳にもいかないので、中にはいることにした。 全く、訳の分からない。 こんな離れに、何があるっていうんだ。 襖を開けて、一歩中に入る。 すると、パァンッと目の前でクラッカーが引かれ色とりどりの紙ヒモに包まれた。 「ハッピーバースデー!!」 「………麻理、亜?」 そこには、この家には似つかない可愛らしいドレスに身を纏った麻理亜の姿があった。