すると、ずっと叩かれるドアに怖くなったのかゆっくりとドアが開く。
俺は見つからないようにドアの後ろに隠れた。
「………っ」
「5000万、何時になったら返してくれますか?下調べの時に、返せる見込みがあったから貸したのに、細工しましたね?全く、どこの奴らの差し金か・・・気付けなかった俺達も悪かったですけど」
ようやく、分かった。
つまり、真鍋は借金を返すために麻理亜を誘拐したって訳だ。
しかも金を借りていた所に学の知り合いが。
俺はきっと死ぬまで学に頭が上がらないだろう。
「待て。今日5000万手にはいるんだ!」
「へぇ、またどこかから借りたんですか」
「違うさ!いい餌が手にはいってな」
ニヤリと笑う真鍋を今すぐに殴り倒したい衝動を抑えながら事の成り行きを見る。
「じゃあ、中で待たせてもらいましょうか」
男の言葉に、真鍋は焦る。
「否、金はまだかかるっ後でまた……」
「逃げられたら困りますから」


