「お前がそこまでな………」
学は、クスクスと笑う。
「分かった。動かさない。………後は任せとけ」
急に真剣な目つきになった学に俺は首を傾けた。
「お前が大事なものは俺にとっても大事なものだからな。」
「学」
「お前に殺人なんかさせたくないし、俺が動いてやるよ」
殺人なんて大袈裟な。確かに殺してやりたいとは思うが、殺人なんてしないぞ………多分。
「だから、お前は俺が連絡いれるまで大人しくしてろ?」
半分車に乗って学が釘を打ってくる。
「………大丈夫なのか」
「当たり前……俺にはお友達が多いのよ」
じゃあな、と学は車に乗ってどこかへと走っていく。


