甘い蜜




しかし如何せん頭に浮かばない。


「成績とってれば別にいいんじゃないの」

「………そうとも限らないだろ」

「そうかな?誰だっけ……体育の先生はそう言ってたよ?」


体育?誰だよ麻理亜に変なの吹き込んだ奴は……


頭に浮かべるのは体育教師の何人か。どれもやりそうな奴でため息が出そうになる。


「……今日は、行くのか」

「お留守番しとく」


つまり、行かないのな。
仕方ないな、と俺は食べ終えて綺麗になった皿を重ねて流しに持っていった。
時計を見たらそろそろ行かなきゃいけない時間になっていた。