――――ある日の恋人。 ふと、思い付いて聞いてみた。 「麻理亜、どこか行きたいとこないか?」 「どうしたの。急に」 夜。夕飯もすませて風呂も入って、二人でのんびりとテレビのバラエティーを見ていた。 「何となく」 ふと思ったのだ。 俺達はいつも一緒にいる。 家の中で。 そういえば、麻理亜と一緒に外に出掛けたのは何時以来だ?と。 最近の記憶には、ない。 「何となく?」 「ん。久しぶりに外に行くか?」 丁度、来年大型連休にかかる。 いいタイミングに思いついたと思う。