「………敬夜……」
「……すまない……」
親の前で泣くなんてな。
否、俺自身まさかなくなんて思っていなかったからな。
「敬夜、それを含めた話は明日にしよう。」
「否、今からすぐにでも」
「だが、……」
「………麻理亜が目覚めたときに、麻理亜に害なすものは消しておきたい」
そっと麻理亜の頬に手を添える。
ぴくりとも動かない麻理亜だが、その胸が上下に動いているのが生きている証拠だ。
俺は、麻理亜の頬に唇を寄せる。
「麻理亜……早く目を覚ましてくれよ……?」
言わなきゃいけないことがあるし、遅くまで帰ってこなかったお仕置きもあるんだからな。


