「分かっているよ」 頷く親父。 それっきり俺達の間に会話はなかった。 だが別に気まずいことなどなく、ただ同じ空間で紅茶を飲むだけ。 それでも、とても満たされていった。 ―――――――― 夜。漸く我が家に帰りつくことが出来た。 「………疲れた」 「あぁ……」 ポツリと本音を零した麻理亜に俺は同意する。 麻理亜程じゃないが俺も疲れた。 予定では夕方前には帰りつくはずだったのにすっかり夜になっていた。 「せっかくの休みが、疲れただけで終わるとはな」 溜め息が零れる。