「元々親父の後を継ぐのは決まってたからな」 途中反抗して、高校の教師の言葉を信じて、なった同じ立場。 未練がないと言ったら嘘になるが、後悔はない。 何より、大事なものが手に入るんだから。まぁこれはどうなるか分からないが。 「親父の後を継ぐ条件に真理子さんとの婚約を白紙にしたんだ」 「………」 「お前と、一緒にいるために」 「え?」 驚く麻理亜。だから話を聞けと言っただろう? 嘘、とポツリと呟く。 「酷い言い種だな」 「っ私なんか……」 「まだ言うか」