「やめろ!!!」


自分でも驚くぐらい大きな声が出た。



目黒は俺の行動をみて唖然としていた。


「目黒、お前にだって分かってるハズだ。こんなことをしても、瑠は元に戻らないことぐらい」



「分かってたよ。だけど、ノイローゼみたいになった瑠はどうなるんだよ!!瑠は!!瑠は……仁のことを心から好きだったんだ。…それを、コイツは踏みにじったんだ」


それだけ言うと目黒は、頭をしたに向け、小さな声で呟いた。




「もう…誰かのせいにしないと、俺がどうにかなりそうだった」


「目黒……」




「でも…」
と、目黒が続けた。



「でも、お前ら二人のこと見てたらどうでもよくなった。確かに、白泉のことは許せねぇ。けど、そんな恨みとかに縛られて生きる人生、面白くないことに気付いたしな」




すると、仁は立ち上がり
「すまないと伝えてくれ。」
仁も真面目に、反省したようだ。



目黒はハニカミながら、

「あぁ、伝えておく」



そいうと、目黒は去っていった。
きっと、瑠さんのとこだと思う。


顔は見たことないけど、瑠さんには幸せになってほしいな。