次の日
東京に着いた。

社長には会えたけど

話は聞いて
もらえなかった。


社長は毎日、新しく
オープンするホストクラブの
準備で忙しかった。


俺はしばらく
社長の家でお世話に
なる事になった。


“俺に話があるんだろ?
言ってみろ”


突然、社長に
話かけられて驚いたけど
事情を話した。




“無理だな。
お前みたいなやつが
抜けると店の売り上げに
影響がでる。”


「そこをなんとか!!」

何度も何度も言ったけど

社長は“無理だ”としか
言わなかった。