何処へ行っても私は、何かしら彼に 教えて貰っていた。 彼は常に色々な事に興味を持って生きている。 エネルギッシュで、スポーツなど 好きなことにはとことん熱中する性格だ。 そして仕事もできて、みんなから 頼りにされ……そんな彼に私はいつまで 必要とされるだろうか? 私は彼という人間を留まることなく 好きになっていく反面、次第に自分に 自信が無くなって行くのを感じていた。