醒め逝くY


「気持ちいいか?」

彼の言葉に私は呻きながら、首を縦に

振ってみせた。


「そうか・・・いったいどのくらい

やられたら満足するんだ?」


いつでも彼がなすがまま、言われるままに

している私は、彼の目には好色な女に

映っているのかもしれない。


実際に彼に抱かれるようになってから

彼が耳元で囁やくだけで、押えられない程の

性的興奮を覚えてしまうことさえあった。

私は彼の言葉、動きのひとつひとつに快楽を

感じては、溺れる様になっていた。