不満げに抵抗する男の子。 そのお兄ちゃんにつられた様に まだ幼い女の子が口を開いた。 「みくもご飯いらない」 両親の間にしばし沈黙が流れる。 しかし直ぐに気を取り直したように お母さんが2人を睨んで 「だめだめ、しっかり食べて遊ばないと。 そんなんじゃ、もうどこにも 連れて行かないからね」 ときつい口調で言った。