大希は私から唇を離すと何も言わず歩いた。

そして少しするとまた、思いついたように

私を引き寄せてキスをした。

それを繰り返す。

彼は酔っているのだろうか?だけどとても

しっかりしていて、酔っている様には

見えなかった。

私は彼にされるまま、引き寄せられては

キスを受けていた。

しかし何回目かに、彼の舌を強く

吸ってしまった。