「でも私の周りの人はみんな、安心して 暮らしているような気がする。 大希の奥さんもきっと・・・」 「錯覚だよ。隣の芝生は・・・・・・って やつさ」 「そうなのかな?でも・・・・・・」 汗を掻き過ぎて、私の身体は冷たく なって来た。 身体がだるい、頭がぼうっとする・・・・・・ 私は自分となんて向き合いたくないし 自分の本当の欲求なんて知りたくなかった。