それってさあ、ある意味、はまり過ぎだよ。

お姉ちゃんもいい歳だけどさ、人生は

まだ長いんだから、そんな今日、明日に

死んでしまうような切羽詰った顔してないで

彼の他にも何か楽しみを見つけた方がいいよ」


何だか立場が逆のような気もしたが

なんだかんだ言っても麻衣は今、酷く傷心

なのだから何でも言わせてあげよう・・・・・・


まあ、私が麻衣に気の利いた言葉を掛けて

あげられるわけでもないし・・・・・・


その日は眠い目を擦りながら、明け方まで

麻衣の話を聞いた。