そして大体の事情が分かると 「しかしまあ、姉妹二人してどうしょうも ないよね。お母さんが生きていたら、さぞ 嘆いただろうね。まあ、お母さんには こんなこと言えやしなかっただろうけど」 と笑顔で言った。 私もつられて力なく笑った。 母は、私が十九歳、麻衣が十四歳の時に 乳がんで亡くなった。 四十一歳の若さだった。病気になりながら 私達二人の娘を最後まで心配していた母の 歳に、もうそろそろ私もなろうとしている。