そのとき、ふと周りから歓声が聞こえ始めた。 「兄ちゃんやるねー、この色男っ!!」 「彼女さん、お幸せにねー!!」 などと、こう、恥ずかしい言葉が… あたしたちは恥ずかしくなって、逃げるようにその場を立ち去り、宿屋に戻ったんだ。 途中、ムードがなくなって残念だったけど あたしにとってあの瞬間は夢のようで。 一緒忘れられないものになるんだなぁって思ったんだ。 .