「それはな、恋だよ。准夜。」




「は？」



意味が全くわかんねー。




俺は、恋心とかっていうものが、イマイチ分からなかったから、ピンと来なかった。





「おまえもついに初恋だな！」




「いや。恋なんてしてねーし。」




恋自体よくわかんねーもん。






「じゃあ、准夜は留茅ちゃんが自分以外の男子と楽しそうに喋ってても平気なんだな？」





「………ムカつく」






「それが嫉妬だよ。いわゆる、ヤキモチってやつだね!!」




「えっ、それ、俺が!?」




「そうそう。おまえが。」



自分が、この自分が留茅相手に嫉妬してたなんて…。

不覚だぁぁあ。




落ち込み気味の俺に、圭也は



「よし。おまえが初めて惚れた相手がどんな奴か調べてみようかな？」



といいはった。




「惚れんなよ！」



「惚れね〜よ！俺、好きな奴いるもん！」



!?



「……!?」




驚く俺をみて楽しんだ圭也は、先生が来たからか、自分の席に戻って行った。






結局、仲直りの仕方をきくのと、圭也の好きなやつきくのを忘れたけど、まぁやればできるだろ!!








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