さ「あのとき…乾杯の時、コップ…

  倒れたじゃん?

  そのとき…

  その席に…

  みやたけ…ちえが…      

  いたんだよ…ね…」



さなみはぎこちなくそう言った。



やっぱり…

あれは、千絵だったんだ。




美緒は確信した。

この事件は宮竹千絵が関わっている。






もうすでにこの世にいない、

死んでしまっている…

宮竹千絵が…