「美湖・・・お姉ちゃんのこと信じてね。」 そう言って私の前から姿を消した姉。 いまはこの大都会を見守っているだろう。 「美湖!!どうしたの?今日は朝からご機嫌斜めなんじゃない?」 幼馴染の心が言う。 さすがの幼馴染。普段あまり感情を表に出さないのにこういうのはすぐにわかるんだと。 「別に・・・。」 私はお姉ちゃんに今聞きたいこと。 「私と出会って幸せでしたか?」