「ふふっ・・
いい感じですか?」
元田さんに問う。
「ああ、
めちゃくちゃ良かった。
なあ?日向。」
日向さんと・・・
目が合った。
「ああ。良かった。
ただのアカペラには
見えないな。」
「今の録ってないかな。
アルバムいれたら
良くない?」
話題が転じた。
元田さんがマイクを通して、
スタッフに聞く。
男の子がブースから、
走って来て、
何やら話している。
「いいから、流してみて。
今聞きたいんだ。」
志央がマイクを通して
指示をだした。
にわかに、音響席が
バタバタしたあと、
スピーカーから、
さっき、二人で歌った
アカペラが聞こえてくる。
生々しいブレス音。
舞台美術さんの声を少し
マイクが拾っている。
ライブの準備に係る
全ての音。
皆でこの空間を作っていると
ノイズからさえ、実感する。
徐々に静まる現場の声。
見守る空気。
スタッフの歓声と、拍手。
すぐさっきの興奮が、
自分の中に沸き上がる。
皆はこんな気持ちで、
音楽を創ってるんだって。
私も参加したんだって、
同じ体験をしたんだって、
言葉で言っちゃうと薄いけど。
本当に
感動した。
いい感じですか?」
元田さんに問う。
「ああ、
めちゃくちゃ良かった。
なあ?日向。」
日向さんと・・・
目が合った。
「ああ。良かった。
ただのアカペラには
見えないな。」
「今の録ってないかな。
アルバムいれたら
良くない?」
話題が転じた。
元田さんがマイクを通して、
スタッフに聞く。
男の子がブースから、
走って来て、
何やら話している。
「いいから、流してみて。
今聞きたいんだ。」
志央がマイクを通して
指示をだした。
にわかに、音響席が
バタバタしたあと、
スピーカーから、
さっき、二人で歌った
アカペラが聞こえてくる。
生々しいブレス音。
舞台美術さんの声を少し
マイクが拾っている。
ライブの準備に係る
全ての音。
皆でこの空間を作っていると
ノイズからさえ、実感する。
徐々に静まる現場の声。
見守る空気。
スタッフの歓声と、拍手。
すぐさっきの興奮が、
自分の中に沸き上がる。
皆はこんな気持ちで、
音楽を創ってるんだって。
私も参加したんだって、
同じ体験をしたんだって、
言葉で言っちゃうと薄いけど。
本当に
感動した。



