「・・プー太郎ねぇ・・・。 一生懸命聴いてた?」 「はい。聴かせて頂きました。 なんだか贅沢な気分に なりました ありがとうございます。」 素直な感想と御礼を 二人に言う。 生演奏で これだけ上手いんだもの。 このホール一杯に、 お客さんが入ったら、 きっと歓声と熱気で、 半分も聞けなかったと 思うから。 本当に感激している。 「コウジさんも、 スゴイ動機で 連れてきたよな・・」 彼は完全に面白がってる。