「そっ! アイツうざすぎ〜。 いきなり髪を引っ張られたかと思うと、‘なんだいこのゴールドヘアーは’とか訳の分からないことばっかり行ってくるし。」 「ごっ、ゴールドヘアー………?」 あたしは、あのきらりとしたシルバーの眼鏡をかけ、いつも無愛想な水野くんがそんなギャグを言うんだ、と思うと、何だかおかしくてしょうがなかった。 「まっ、でもアイツの相手できるのってあたしと椎名くらいだし。 相手してやっか〜。」 「雅と椎名くんだけ…?」 「うちら3人。 幼なじみなんだ。」