「聞いた? 恋だって! きゃはは!」 また女子たちがあたしを睨みはじめる。 その中にはかつての親友だったみなもいる。 「気にすんなモモ。」 雅は一回舌打ちをしたかと思うと、すぐにあたしの方を振り返って言った。 「大丈夫だよ。 あたしはそんなに弱くないから。」