「お前さ、誰かを愛したことねぇの?」


初めて朋希に会ったときに、彼に言われた言葉。


恥ずかしさの、かけらもなく話す彼。


「私に愛はいらない。」


この時はまだ、朋希の名前も知らなくて。


フッと笑った彼に「じゃあ、俺のダチだな。」と言われた。