卓はびっくりした顔をしたが、ニッコリ笑ってくれた。 いつか前みたいに話せる時が来るのを待ちたい。 時間が解決してほしい… これは卓のことだけじゃなく、私の昔の傷後にも… 「…さぁちゃん… ありがとうなんか言ってんじゃねぇよ…怖い思いしたのに!!」 ケンちゃんが怒ってる… 「ケンちゃんが側にいてくれたから、ありがとうも言えたし、強くいられたんだよ? ありがとう♪」 「いや、俺何も出来てなかったし…」 そう言いながらケンちゃんは私の頭を撫でてくれた。