「知ってるわ。ばか。」 「拓也?」 「んっ?」 「好き。大好き。」 「うん。」 その後も涙が止まらなくて。 胸が痛くて。 恥ずかしくて。 ねぇ?拓也。 キミはあの時どんな気持ちだった? あたしはね、大好きだったの。 これが6月の終わり。 梅雨も明けようとし、夏をむかえようとしていた。