塾にはもちろん他の友達もいるわけで、拓也や雄太と同じ学校の女子もいる。

その中で仲がよかったのが舞ちゃん。
舞ちゃんにもあたしが拓也が好きなのはばれていたわけで。

拓也と舞ちゃんは同じクラスみたいで、拓也の写真をくれた。

嬉しくて嬉しくて、その日ずっと眺めてはにやけてを繰り返していた。

季節は梅雨の6月。
もちろん顔に出てしまうあたしは、この頃にはほとんどの人にばれていた。