「はぁー」 あたしは何度めかの ため息をついた。 「完全に迷子だ・・・」 そう呟いてみた。 あたし宮村美姫は この都会に引っ越してきて まだ1週間しかたってない。 そのせいか 街の大通りに出て 道に迷ってしまった。 「最悪だー・・・」 あたしは道に座り込んだ。 涙出てきそー・・・。 そのとき あたしの影の上に 3人ぐらいの影が重なった。 「?」 あたしは上を見上げてみた。