何時もよりも長居してしまった。 窓から覗く空は濃いブルーへと、色を変えつつあった。 「ご馳走様、マスター。 俺もう帰るよ! ばいばい、ちなつちゃん。」 「あぁ、またおいで。」 「また明日ねぇー!」 二人の笑顔を背に、扉を開け、外に出る。