「私たち妖精は、この世界を作った、神の末裔よ。
この自然も、物も、そして感情も、神マザーが作ったものなの。
それを安定に保つために、私たちはそれぞれの力を司る石を与えられたわ。
ある時、感情を司る妖精の女が、一人の男に恋をしたの。
その男は、女にその石を見せてくれと頼んだ。
男のためならと、禁忌を犯し、その石を渡してしまったの。
石1つなら、他の石でどうにか止めることは出来るんだけど、それを知っていた男は、力を使えないように、妖精達を殺していった。
凄まじい力だったわ。
不幸中の幸いで、私だけなぜか石の力が弱くて、気配を悟られず、殺されずに済んだけど…。
こんな失敗作の私だけ残っても、なんの意味もない。死んでしまおうとも考えた。
でもあいつを止められるのは、きっと私だけ。
あれから毎日石の力が強くなるように、念じたわ。
少しずつだけど、力が増してきたの。
この石がなくなったら、もう世界は終わりだもの。
まだ死ねないわ!」
この自然も、物も、そして感情も、神マザーが作ったものなの。
それを安定に保つために、私たちはそれぞれの力を司る石を与えられたわ。
ある時、感情を司る妖精の女が、一人の男に恋をしたの。
その男は、女にその石を見せてくれと頼んだ。
男のためならと、禁忌を犯し、その石を渡してしまったの。
石1つなら、他の石でどうにか止めることは出来るんだけど、それを知っていた男は、力を使えないように、妖精達を殺していった。
凄まじい力だったわ。
不幸中の幸いで、私だけなぜか石の力が弱くて、気配を悟られず、殺されずに済んだけど…。
こんな失敗作の私だけ残っても、なんの意味もない。死んでしまおうとも考えた。
でもあいつを止められるのは、きっと私だけ。
あれから毎日石の力が強くなるように、念じたわ。
少しずつだけど、力が増してきたの。
この石がなくなったら、もう世界は終わりだもの。
まだ死ねないわ!」

