「あんたたち、ここに何しに来たのよ。さては妖精狩りね!そうはいかないんだからっ!うん?よーく見ると格好いいお兄さん!どうも、私アリアっていうの。」



美しい容姿からは予想も出来ないようなマシンガントーク。



「お兄さんの名前はっ??」



みんなが話す間もなく、アリアと呼ばれる少女はレットの前にフワリと舞い降りた。



「れ、レットだよ。」



たじたじになりながら答えるレット。



その横では、凍るような視線。



「あんた誰よ?!いきなり現れて、私のレットに手ださないでくれないかしら?」



フレアが怒りをぶつける。



色男はつらいね〜



俺は呑気に心の中でそんなことを考えていると、火花は激しさを増し業火へと変わり果てていた。


「まぁまぁ、ケンカしている場合じゃないだろ。キミ、アリアって言ったかな?リリーって女の子を見なかったかい?」



不服そうにこっちを見るアリア。



「そんな子知らないわよ。」



「じゃあ怪しい男を見なかったかい?」



アリアの顔は突然青ざめて、カタカタと震え出した。



「もしかして…あなた達あいつの仲間なの?!」