「リンっ!」



リンは一週間が経った朝、やっと目を覚ました。


「お兄さんたち…。それに…魔女さんも…。」



周りをキョロキョロと見渡した後、リンはそう言った。



「良かった…目が覚めて。あなたを巻き込んで済まなかったわ。」



フレアはろくに食事も取らず、リンの看病をずっとし続けていた。



「キミも犠牲者の一人だよ。」



リンはどこか切なげにフレアに言葉を返した。