「この水晶を見るがいい、今まさに起こっていることを映し出す。お前たちは、この世の中の異変と関わりが強い。フレアもお前たちと同じだ。そして、王子リンも…」



「いきなりそんなこと言われても意味分かんねえよ!異変って何なんだよ?!戦争と関係あんのか?」



頭の中がごちゃごちゃでパンクしそうだ。



「お前たち、リリーという娘を探しているみたいじゃな。」



「な、なんでお前が知ってるんだよ?!」



もしかしたら居場所が分かるかもしれない。



何故だか胸騒ぎがした。


「この水晶が映し出してくれる。お前たちが探している娘を誘拐した人物と、戦争を仕組んだ人物が同じだとしたら、どうだ。水晶は何でも教えてくれた。その犯人以外は…」



運命の悪戯か?俺たちの行く先々で運命の糸が絡まりあってゆく。



パズルを組み合わせるように…



最初はこうなるなんて、考えていなかったのに。


みんな引きずり込まれていったんだ。