「だからって、決めつけるのは良くない。俺たちの仲間の魔女に会ってみないか?」



魔女とかなんだとか、そんなのはどうでも良かった。



ただ、フレアは少なくともいいやつだと思った。


だからそんな風に思って欲しくなかった。



「君たち魔女の仲間だって?!それに、僕はここから出られない。どっちにしろ会えない。」



楽しそうに遊ぶ無邪気な子供たちを、窓越しに見つめる少年の目は、やはり切なげであった。



「それなら、ここにそいつを連れてきてやるよ!」



少年は首を横に振った。


「それは出来ない。この城は魔女は出入りすることが出来ないようになってる。本当はこの国にすら立ち入らせたくないくらいだね。」