―――王国コムス 「うわ〜やっと着いた!」 3人は目を輝かせながら、街の奥へと進んで行った。 「ところで、どこに向かっているんだ?」 「図書館よ。世界一大きくて、種類も豊富と呼ばれているの。」 そんなに大きな図書館なら、何か分かるかもしれない… 「ところで…お願いがあるの。」 フレアは急に改まって、そう言うと、急に声のボリュームを下げ、ヒョイと小さく手招きした。 「何だよ?珍しくご丁寧に。」 ライは嫌味たっぷりに言った。