「おいっ!そいつはどこにいるんだ!教えろよっ!」



ライは我を忘れて、乱暴にフレアの肩を掴み、揺すった。



レットは、冷静にライを止め、もう一度丁寧に問い直した。



「もうっ!痛いじゃない。曾お婆様は、5年前に亡くなったわ。それに犯人扱いしないでよね!」


5年前なら確かに、この事件とは無関係だ。



じゃあ誰が…1人しか使えないんじゃないのかよ!?



「悪かった。周り見えなくなっててさ…」



ライは心の底から謝った。