「それで、その魔女はどっちに行ったんだ?」



ふるふると指を震わせながら、地下へと続く階段を指差した。



「あいつの後を追って、やっとここまで辿り着いたんだ。だがこの怪我じゃ…」



悔しそうに語尾を濁らせて、男は言った。



「あとは俺たちに任せてくれよ!お前はここから動くなよ!」