その女性はにっこりと笑って、なんなりとお申し付け下さい。と言い、別の部屋に案内してくれた。



「それで、どのようなご用件で?」



この部屋にも、魔法と呼ばれるものが、たくさん存在しているのだろうか?



お茶は、人の手で触れていないのにも関わらず、カップの底からプクプクと音を立て湧き上がってきた。



灯りも部屋に入った瞬間ぼうっと照らし出され、まさに夢のようなところだった。



「あの〜人を消せる魔法を使える方はいらっしゃいますか?」